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サルスベリの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

サルスベリの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!サルスベリの育て方

  • 日当たりの場所を選べば、花つきがよい
  • 剪定は年2回がベスト(夏、冬)
  • 花が咲き終わった後にお礼肥え、冬に寒肥を与える

サルスベリは、開花期間が長く可愛らしい花がフリル状になって華やかです。

暑さのなか花数が少ない時期に咲いてくれるので、夏のお庭に重宝されます。

この記事では、サルスベリの育て方と管理のコツをご紹介します。

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運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

サルスベリの詳細情報

サルスベリの育て方
植物名サルスベリ
学名Lagerstroemia indica
英名Crape myrtle
科名ミソハギ科
属名サルスベリ属
園芸分類庭木・花木
形態高木
樹高3m~10m
原産地中国
開花期7~10月
花色赤、白、ピンク、紫
耐寒性やや弱い
耐暑性強い
サルスベリの幹
サルスベリの幹

サルスベリの幹肌はツルツルとなめらかな質感です。

サルが登ると滑ってしまいそうなことから、サルスベリと名付けられました。

サルスベリを漢字で書くと、「百日紅」。まさに初夏から秋まで3か月間ほど咲き続けてくれます。

サルスベリは四季折々の変化が感じられるので、シンボルツリーにぴったりです。

冬に近づくと、葉が赤く染まり、落葉します。

サルスベリは、日当たりをしっかり確保すればあとは管理が簡単です。

肥沃で水はけのよい土に植えるのがポイント。

肥料は、花の咲き終わりにお礼肥え、冬に寒肥の2回のみです。

大きくなると枝が茂ってくるので、剪定によって樹高をコントロールします。

サルスベリを庭に植えてはいけないと言われることがありますが、気にしなくて大丈夫です。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

サルスベリの育て方|購入から植え付けまで

サルスベリの育て方

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入手方法と販売時期

サルスベリは、苗や種を園芸店やネット通販で購入できます。

苗は春から夏にかけて多く出回ります。

苗の選び方は、枝ぶり・葉の状態を見て勢いのあるものを選びましょう。

種は、年中販売されていますが種まきは4~5月です。

発芽するのに、1か月ほど時間がかかります。

用土

サルスベリには、肥沃で水はけのよい土を用意します。

鉢植えなら、市販の培養土でOK!

地植えなら、掘り起こした土に腐葉土や赤玉土や元肥を混ぜておきます。

痩せた土や水はけの悪い土だと、サルスベリは花が咲きにくく病気になりやすくなります。

植え付け・植え替え

サルスベリの植え付けは、3~4月または10~11月が適期です。

サルスベリを植え付けるときは、根より少し深めに穴を掘るのがポイント。

植え付けてみると、ぐらぐらして不安定なので支柱を立てておきます。

鉢植えのサルスベリを植え替えるタイミングは、2~3年に1回

一回り大きい鉢を用意して、植え替えは3~4月または10~11月に作業します。

地植えの場合、植え替えの必要はありません。

日当たり・置き場所

サルスベリは、日当たり・風通し・水はけのよい場所で育てます。

サルスベリは日光を浴びないと、花が咲きません。

病害虫のリスクも高まるので、少なくとも午前中の日光が当たる場所を選びましょう。

寒さにやや弱いので、寒冷地では鉢植えがおすすめです。

サルスベリの育て方|日々のお世話

サルスベリの育て方

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水やり

サルスベリが鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。

地植えの場合、植え付け後、しっかり根が付くまでは水やりをしましょう。

根付いた後は雨水に任せます。

根付きが甘いと水切れを起こしてしまうので、注意して観察してください。

真夏など暑い時期は乾燥するので、必要なら水やりをします。

肥料

サルスベリの花が咲き終わった9~10月ごろに、お礼肥を与えてください。

お礼肥えには、粒状肥料がよいでしょう。

開花で体力を消耗した株に元気づける効果があります。

冬の休眠期1~2月には、寒肥を与えます。

有機質肥料を株元の周辺に埋めておきましょう。

有機物の働きで土壌が改良されるので、花芽が付きやすくなります!

剪定・切り戻し

サルスベリの剪定は、年2回がベストです。

夏と冬に剪定することを2度切りといいます。

夏の剪定では、8月頃に花が咲いている枝を2節ほどカット。

切ったところからわき芽が出て、秋に再び開花します。

秋まで咲き続けてくれるポイントです。

落葉期の冬の剪定では、樹高を整えるために春から伸びた枝を短くカット。

ひこばえ(株元から生える若い枝)や混みあった枝などが樹高を乱す要因です。

剪定の仕方によって、花の大きさや枝の姿が変わってきます。

強い剪定は、翌年の春に勢いの強い枝を出します。

弱い剪定は、細かい枝が多くなり小さい花がたくさん咲きます。

サルスベリは、好みによって仕立てることができる花木です。

ただ、毎年同じ箇所に剪定すると、切り口が肥大してこぶができます。

毎年異なる場所で剪定すると、見栄えがよいでしょう。

サルスベリの剪定に困ったら、プロに頼むのが安心です。

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夏越し

サルスベリには、夏越しの作業はありません。

冬越し

サルスベリの若い苗を植え付けたその年には、株元にマルチングして防寒します。

大きく育つと、耐寒性がつくようになります。

サルスベリは、冬に近づくと葉が赤く染まるので冬も観賞価値があります。

病害虫

サルスベリにかかる主な病害虫は、うどんこ病です。

うどんこ病は、葉に白い粉がかかったような状態になり光合成ができなくなる病気。

うどんこ病を発症しやすい開花時期の前に、予防剤をまくと安心です。

また、茂りすぎた株を適度にカットすると風通しがよくなるので予防になります。

近年では、うどんこ病に強い品種も登場しています!

サルスベリの増やし方

サルスベリの育て方
サルスベリの実

サルスベリは、種まきか挿し木で増やすことができます。

種から育てるのは時間かかるので、挿し木が容易でおすすめです。

初夏のごろに、15~30cmの枝をカット。

枝の切り口を水揚げしてから、挿し木用の土に挿します。

根が張り枝が安定するまでは、支柱を立てると安心です。

直射日光を避けて半日陰の場所で管理しましょう。

まとめ

サルスベリは、日当たりの場所を確保すれば管理は簡単です!

庭に1本あれば、フリルのような花や勢いのある枝ぶり、紅葉や落葉など楽しめます。

ぜひ夏を代表する花木のサルスベリを育ててみてくださいね。

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