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タマスダレの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

タマスダレの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!タマスダレの育て方

  • 肥料は少なめ、または不要で育つ
  • 植えっぱなしOKで毎年咲く
  • 植物全体に毒性があるので植え付ける場所や保管方法には注意する

タマスダレは、細い葉を持ちながら真っ白な花を上に向かって咲く球根植物です。

環境に合えば分球やこぼれ種によって増えていくので、毎年楽しませてくれます。

この記事では、タマスダレの育て方と管理のコツをご紹介します。

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運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

タマスダレの詳細情報

タマスダレ
植物名タマスダレ
別名ゼフィランサス
レインリリー
学名Zephyranthes candida
英名Zephyr flower
科名ヒガンバナ科
属名タマスダレ属
園芸分類球根
形態多年草
樹高15〜25m
原産地メキシコ
開花期7月〜9月
花色白・ピンク・黄
耐寒性強い
耐暑性強い

タマスダレは、夏から秋にかけて6枚の白い花を咲かせる常緑の球根植物です。

名前の由来は、白い花を「玉」に細長い葉を束ねている姿を「すだれ」に見立てたといわれています。

タマスダレは、半野生化するほど生育旺盛なので、土づくりにあまり神経にならなくても育ちます。

肥料も必要な時に少な目、または不要でグングンと増えてくれます。

冬越の作業も特になく、タマスダレは自然に分球したり、花からこぼれ種で増えたりして管理が容易です。

ただ注意したいことは、タマスダレは植物全体に毒性があります。

農作物の近くに植えない工夫や混用しない保管方法に徹底する必要があります。

タマスダレの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

タマスダレは、球根またはポット苗が園芸店やネットで販売されています。

苗は、春頃に多く出回るようになります。

葉が傷んでいない、かつ緑がきれいなものを選ぶとよいです。

球根は、年中販売されていますが植え付けは3~5月頃です。

タマスダレは毒性のある植物です。

球根を選ぶ際も保管する際も、名前や印を付けて混用しないように気をつけてください。

用土

タマスダレは、水はけのよい土を好みます。

鉢植えにするなら、市販の培養土を用意します。

地植えなら、腐葉土と元肥をすき込んで水はけのよい土にします。

タマスダレは大変丈夫なので、水はけが悪い場所でなければどこでも育ちます。

植え付け・植え替え

タマスダレの植え付けと植え替えともに、3~5月頃が適期です。

鉢植えなら、5号鉢に5~7球を目安にして浅く植えます。

地植えなら、深さ5cmで3~5cm間隔で植え付けます。

間隔を狭めて植えてもよいですし、その方が開花した時に綺麗に見えます。

その場合に注意したいのは、生育旺盛のため球根が混みあうので早い段階での植え替えが必要です。

毎年植え替えすると根を傷めてしまうので、なるべく植えたままの方が調子が良いようです。

基本的にタマスダレは数年植えっぱなしOKで、毎年咲いてくれます。

タマスダレの球根はらっきょうのような形、葉はニラのような姿をしていて、植物全体に毒性があります。

食用の植物と誤って収穫してしまったら大変なので、農作物の近くに植えない方が安心です!

日当たり・置き場所

タマスダレは、日当たりのよい場所を好みます。

半日陰でも育てることは可能ですが、花つきがやや遅めだったり少なかったりします。

タマスダレの育て方|日々のお世話

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水やり

鉢植えなら、土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷり水をあげます。

地植えなら、植え付けるときは水をたっぷり与えますがその後は雨水に任せます。

肥料

鉢植えのタマスダレには、春と秋に緩効性固形肥料を少量に施します。

地植えのタマスダレには、ほとんど肥料がなくても育ちます。

花つきが少なく感じたり、葉の色が悪く感じたりする際は肥料を施してもよいでしょう。

タマスダレは、肥料が多すぎると腐ってしまいますので、少なめで意識してみてください。

剪定・切り戻し

タマスダレは、夏から秋にかけて開花します。

一つ一つの花は3日ほどで咲き終わりますが、何回か分けて開花するのがタマスダレの特徴です。

一つの花が咲き終わったら花がら摘みをしましょう。

全体的にタマスダレの花が咲き終わったら、株元で花の茎をカットします。

葉がある部分は、球根が大きくなるために必要なので切らないようにしましょう。

夏越し

タマスダレに夏越しの作業は特にありません。

極端に乾燥してしまうと、開花が止まります。

真夏の乾燥に注意して、土の表面が乾いたらしっかり水やりをしましょう。

冬越し

タマスダレは、寒冷地では地上部が枯れますが、植えっぱなしOKで翌年春に芽吹きます!

温暖地では、葉や茎がある状態で冬越しします。

霜や凍結によって枯れることはありませんが、冬場の水やりは控えめにするとよいです。

病害虫

ほとんど、病害虫の被害はありません。

タマスダレの増やし方

タマスダレの増やし方には、分球とこぼれ種があります。

分球する際は、植え替えのタイミングで作業します。

タマスダレの分球は、株からいくつかの球根ができているのでそれを丁寧に分けるだけです!

こぼれ種で増やしたい場合は、花期の終わりごろに花がら摘みをしないでおきます。

花に種子ができ、種が地面に落ちて、花が咲くまでに数年ほどかかります。

毎年花を楽しみたいのであれば、分球で増やす方が容易で一般的です。

まとめ

タマスダレは、一つの花にしても美しいですが、群れて咲く姿も格段に良いです!

管理は容易で、植える場所に気を付ければ毎年白いお花を楽しませてくれます。

ぜひタマスダレを花壇の縁取りに植えてみてくださいね。

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