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レウィシアの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

レウィシアの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!レウィシアの育て方

  • 乾燥した環境を好み湿気をきらうので、水やりの頻度に注意
  • 葉や花が雨にあたると傷むため地植えはできず、鉢植えで育てる

レウィシアは、ぷっくりした葉と小さくカラフルな花がとてもかわいらしい高山植物です。

北アメリカのロッキー山脈が原産で涼しく乾燥した気候を好み、高温多湿の環境は苦手です。

季節によって過ごしやすい場所に移動できるよう、鉢植えで育てましょう。

この記事では、レウィシアの育て方と管理のコツをご紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

レウィシアの詳細情報

レウィシアの詳細情報
植物名レウィシア
学名Lewisia cotyledon
英名Siskiyou lewisia
科名スベリヒユ科
属名レウィシア属
園芸分類山野草
形態多年草
樹高10~30cm
原産地北アメリカ
開花期4~6月
花色ピンク、オレンジ、黄、白
耐寒性強い
耐暑性弱い

レウィシアは、北アメリカの高山地帯の岩場などに自生しています。

地面からバラの花びらのように広がるロゼット状の肉厚な葉から細長く茎が伸び、その先端に直径2〜3cmの花をいくつも咲かせます。

暖色系のあざやかな花びらに、しま模様や白いふちどりがあり小さいながらとても華やかです。

岩のすき間から伸びた茎の先にパッと花が開いている姿から、和名はイワハナビ(岩花火)と名づけられました。

花色が豊富なので、同じ鉢にレウィシアだけを何色かミックスして植えるだけで豪華に仕上がります。

栽培環境が似ている多肉植物との寄せ植えもできるので、お好みでアレンジしてみてください。

レウィシアの育て方|購入から植え付けまで

レウィシアの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

レウィシアの入手方法と販売時期

レウィシアの苗は園芸店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。

11月くらいから春頃まで出回るので、葉がたくさんついているものを選びましょう。

最近では、日本の温暖な気候に合わせて改良されたレウィシア・エリーゼという四季咲きの園芸種も販売されています。

季節を問わず何度も開花してくれて、温暖地でも比較的育てやすい品種です。

店頭にならぶのは従来種が多いので、エリーゼを購入する場合はネット通販のほうが入手しやすいでしょう。

一部の販売店では、レウィシアの種も取り扱っています。

うまく結実すれば自家採種もできますので、ぜひチャレンジしてみてください。

用土

レウィシアは水はけと通気性のよい土を好みます。

市販の培養土なら、山野草の土か多肉植物用の土が適しています。

自分で配合する場合は、硬質鹿沼土と軽石砂を7:3の割合で混ぜてください。

植え付け・植え替え

レウィシアの植え付け・植え替え

種まき

レウィシアを種から育てる場合は、9~10月が種まきの適期です。

市販の種まき用土にパラパラとまいて、うすく土をかけて乾燥しないよう水やりをします。

発芽して葉が2~3枚になったらポットなどに仮植えし、根が回ってきたら定植してください。

植え付け

レウィシアの苗の植え付け適期は3~5月または10~11月で、夏の暑い時期は避けるようにしてください。

販売されている苗は水もちのよい土が使われていることが多いので、植え付け時にポット内の土を落としましょう。

通気性のよい深めの素焼き鉢などに、鉢底石を多めに敷いてから土を入れて植え付けてください。

植え替え

1~2年に1回、鉢底から根が出てくるようなら一回り大きな鉢に植え替えをします。

元の鉢に入っている土は捨てて、新しい土を入れてください。

植え替えの適期は春か秋ですが、温暖地では涼しくなってからの秋が安心です。

日当たり・置き場所

レウィシアは葉や花に水がかかると傷んでしまいます。

雨に当たる場所では育てられないので、日当たりのよい軒下などに鉢植えを置きます。

鉢植えを置く棚やラックに、雨よけの屋根をつけるのもおすすめです。

株が蒸れるのを防ぐため、風通しのよい場所を選んでください。

レウィシアの育て方|日々のお世話

レウィシアの育て方|日々のお世話

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水やり

レウィシアの水やり

レウィシアは乾燥した環境を好むので、土の表面が乾いてから3〜4日ほど空けて水やりをします。

水やりのしすぎで根腐れを起こすことが多いので、とにかく乾燥ぎみに育てるよう心がけてください。

葉や花に水がかかると傷んでしまうので、ジョウロではなく水差しなどで株元に水をあげましょう。

肥料

レウィシアはあまり肥料を必要としないので、生育期の春と秋にのみ与える程度で充分です。

固形の置き肥は触れた葉が傷んでしまうため、液肥が適しています。

月2回の頻度で、規定量にうすめた液肥で水やりをしてください。

剪定・切り戻し

レウィシアの剪定・切り戻し

レウィシアは花が終わると種を作り始めてしまうので、その前に花がら摘みをすると長く楽しめます。

花がしおれたら花茎ごとカットすることで新たに花を咲かせてくれますので、こまめにお手入れしましょう。

株元に黄色く枯れた葉があったら、一緒に摘みとるようにしてください。

夏越し

レウィシアは多湿と西日の直射日光が苦手なので、涼しく風通しのよい半日陰に置いてください。

寒冷紗やレースカーテンなどで遮光しましょう。

もともとは高山植物なので、30℃を超える環境だと育ちません。

日本の温暖地での夏越しはかなり難しいため、レウィシア・エリーゼなどの改良種のほうが挑戦しやすいでしょう。

冬越し

レウィシアは気温の低い環境には強いのですが、強い寒風にあたったり霜がおりると葉が傷んでしまいます。

風よけのできる軒下や、日当たりのよい窓辺に置くようにしてください。

冬の時期の温度が高すぎると翌春に花が咲かなくなってしまうので、暖房の効いた屋内は避けましょう。

病害虫

レウィシアは軟腐病アブラムシナメクジに注意が必要です。

軟腐病は多湿が原因なので、梅雨から夏にかけては特に湿度管理に気をつけましょう。

開花期に発生しやすいアブラムシは、見つけ次第取りのぞいてください。

ナメクジは梅雨の時期に新芽を食べてしまうので、鉢をできるだけ地面から離すようにして棚などに置きましょう。

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レウィシアの増やし方

レウィシアの増やし方

レウィシアは種で増やすことができます。

花が終わったら花がらを摘まずに放置し、乾燥してきたら採種します。

黒ゴマのような小さな種がとれたら、茶封筒などに入れて種まき時期まで冷蔵庫で保存してください。

まとめ

多肉植物のようなぷっくりした葉と、花火のようにパッと開く花がかわいらしいレウィシアをご紹介しました。

可憐な姿を見るとあたたかい部屋に置いてお水をたくさんあげたくなってしまいますが、とにかく乾燥と寒さに強い植物です。

長く花を楽しめるよう、温度と湿度の管理に気をつけて育ててみてください。

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