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ホトトギスの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

ホトトギスの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!ホトトギスの育て方

  • 丈夫で鉢植えでも地植えでもよく育ちます。
  • 乾いたら水やりをするぐらいで十分です。
  • 真夏は日陰の方がいいですが、冬は戸外でも大丈夫です。

ホトトギスはユリ科の多年草です。

地植えなら、植えるだけでほとんど手をかけなくても、失敗なく育ちます。

丈夫でよく育ち7月~10月の長い間、紫、白、ピンクなどの花を楽しむことができます。

種や株分け、挿し木などで増やすことができます。

今まで園芸に親しんでいなかった人でも簡単に育てられるのでお勧めです。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

ホトトギスの詳細情報

ホトトギスの詳細情報
植物名ホトトギス
学名Tricyrtis hirta(Thunb.)Hook
英名toad-lily, Japanese toad lily
科名ユリ科
属名ホトトギス属
園芸分類草花、山野草
形態多年草
樹高30~100㎝
原産地日本、台湾、朝鮮半島など
開花期7~11月
(最盛期は9〜10月)
花色白、紫、ピンク、黄
耐寒性強い
耐暑性普通

ホトトギスは野鳥の杜鵑(ホトトギス)のおなかにある斑点に似た模様の花びらがあるので、この名で呼ばれるようになりました。

日本では昔から山野に自生していた山野草です。

古くから人々に愛され、茶花にも使われています。

薄紫に濃い紫の斑点がある花が一般的ですが、白やピンクや黄色もあります。

斑点のない白もありバラエティーに富んでいます。

花が上を向いて咲くものが主流ですが、下垂性タイプもあり垂れ下がった枝の先に花が咲くのがまたいいですね。

現在でも庭や鉢植えで楽しんでいる人が多く、手入れも簡単なので、人気があります。

夏には、強い日差しを避けて半日陰に置くことぐらいに気を付ければ、毎年長期間きれいな花を咲かせてくれます。

ホトトギスの育て方|購入から植え付けまで

ホトトギスの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

ホトトギスの苗は春や秋に園芸店やホームセンターで売っています。

山野草のコーナーで見かけることが多いです。

ホトトギスの種と苗はネット通販で探せばほぼ一年中販売しています。

用土

ホトトギスは水はけと水持ちの良い土を好みます。

ガーデニングが初めての方は、市販の草花用培養土を買うのがいいですね。

ご自宅に園芸用の土の用意のある方は、赤玉土、腐葉土、パーライトを等量くらいに混ぜたものを使いましょう。

ホトトギスは土にはあまりこだわらないので、それほど神経質になる必要はありません。

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植え付け・植え替え

ホトトギスの植え替えは2月~3月に行いましょう。

ホトトギスは種からでも育てられますが、時間がかかるので園芸店などで苗を買ってきて植え付けをするのが近道です。

地植えをするなら、土を肥やしておいてポットの倍ぐらいの穴を掘って苗を植え付けます。

そっと土をかぶせてなじませ、十分に水やりをしましょう。

鉢植えにするなら、6~7号の鉢に1株ぐらいが適当です。

植木鉢に軽石を敷いて、鉢の半分ぐらいまで培養土を入れ、ホトトギスの苗をポットから丁寧に取り出し、鉢に仮置きします。

株の周りを囲むように土を入れます。

菜箸などを使って土を鉢にしっかりなじませたら、ジョウロで十分に水を注ぎ込みましょう。

日当たり・置き場所

ホトトギスは丈夫で地植えでも鉢植えでもよく育ちます。

風通しが良く、明るい日陰ならベストです。

直射日光に当たると葉焼けする可能性が高いです。

夏の強い日差しには特に気をつけてくださいね。

日向で育てる場合は、遮光ネットなどで日除けするのがおすすめです。

ホトトギスの育て方|日々のお世話

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水やり

地植えのホトトギスは、植え付け後、根つくまではしっかりと水をやります。

根ついてからは、数日間日照りの日が続かない限り、特別な水やりは必要ありません。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら鉢の底から水が染み出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

冬場の休眠期には水は控えめに、1週間に1度ぐらい表面が乾いたら水やりをする程度で大丈夫です。

肥料

植えるときに元肥を施しておけば、後は春と秋に緩効性の液体肥料を週に1回程度与えれば十分です。

真夏に肥料を与えると、根が傷むことがあるので肥料は控えましょう。

また、冬の休眠期にも肥料は必要ありません。

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剪定・切り戻し

草丈が高くなる種類のホトトギスは5月下旬~6月中旬ころ切り戻しをしましょう。

かなり強く切り戻しても大丈夫ですから、好みの高さに調節してください。

ホトトギスは冬前に地上部が枯れます。

枯れた部分は地際から切ってください。

夏越し

ホトトギスは直射日光に弱く葉が黄色く焼けてしまうので、夏場は日陰に置く方が安全です。

冬越し

ホトトギスは寒さには強いので、特別なお世話の心配は要りません。

冬は休眠期で枯れた状態になりますが、根は生きています。

特に鉢植えは、水切れにならないように1週間に1度ぐらい水やりをするように気を付けてください。

病害虫

ホトトギスは比較的病虫害に強いですが、次のような病気や害虫には気を付けましょう。

白絹病

5月~9月に発生します。

根元が白く糸が付いたようになり、放置すると毎年発生するようになり、厄介です。

石灰をまいて、土の表面を乾燥させると効果があります。

モザイク病 

葉に斑点ができたら要注意です。

すぐに抜き取ってほかの枝に移らないように気を付けましょう。

ナメクジ 

若い葉を食い荒らす危険性があります。

見つけ次第駆除しましょう。

カタツムリ 

ナメクジと同様に夜間に活動し、葉を傷めます。

見つけ次第駆除するのが原則です。

ヨトウムシ 

夜間に葉を食い荒らします。

葉裏に白い虫がいたら要注意です、天然由来の駆除剤で駆除しましょう。

アブラムシ 

緑色の小さな虫ですが、ホトトギスの葉を食い荒らします。

数が多いと取り除くのは難しいので天然由来の殺虫剤で駆除するのがいいですね。

ホトトギスの増やし方

ホトトギスは花の終わった秋11月~12月に種採りをして、翌年の春2~3月にまいて増やすことができます。

また、植え替えをするときに株分けしたり、5月~6月に挿し木をしたりしても簡単に増やすことができます。

まとめ

ホトトギスは丈夫で育てやすい山野草です。

夏から晩秋にかけて長い間花を楽しむことができます。

夏に直射日光を避けることや適度に水やりを忘れなければ誰にでも育てられます。

古い歴史のある日本の花、ホトトギスを植えてみてはいかがでしょうか。

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