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フサスグリを植えてはいけない理由は管理が難しいから!対処法も解説

フサスグリを植えてはいけない理由は管理が難しいから!対処法も解説

フサスグリは透明感のある赤い実をたくさんつける低木。

フサスグリとはスグリ属の仲間の総称でもあり、赤い実をつけるフサスグリを赤スグリ(レッドカラント)、白い実のものは白スグリ(ホワイトカラント)と呼びます。

クロフサスグリ(クロスグリ)は、別名・カシスです。カシスも植えてはいけないと言われることがあります。

フサスグリの小さな赤い実は、生食には向きませんが、ルビー色のきれいでおいしいジャムを作ることができます。

しかし、フサスグリは植えてはいけないと言われる植物。

結論から言えば、フサスグリはお庭に植えても大丈夫です。

ただし、管理が難しく、地域によってはうまく育たない可能性もあります。

この記事では、フサスグリを植えてはいけない理由と対処法を解説します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

フサスグリを植えてはいけない理由

フサスグリを植えてはいけない理由

フサスグリを植えてはいけない理由は、以下の5つ。

繁殖力が強い

フサスグリを植えてはいけない理由の1つ目は、繁殖力が強いと言われていること。

フサスグリは繁殖力が強いと言われていますが、増えすぎて困る植物によくある地下茎やランナーはないので、お庭を埋めるように増えることはありません。

しかし、環境が合っていると枝がよく伸び、株元から新しくシュートが出てきます。

樹勢が強い品種もあるため、繁殖力が強いと言われている可能性があります。

フサスグリの樹高は1m~1.5m、横幅は1mほどです。

必要以上に大きくなったり、枝数が増えて大きく広がる場合は、剪定や株分けで対処が可能です。

そのため、繁殖力の強さを心配する必要はなく、フサスグリをお庭に地植えにしても問題ありません。

栽培が難しい

フサスグリを植えてはいけない理由の2つ目は、栽培が難しいこと。

フサスグリは寒冷地では育てやすいのですが、暑さに弱い植物です。

温暖地~暖地ではうまく育たなかったり、枯れてしまう場合があります。

鉢植えで育てることで暑さ対策は可能ですが、それでも夏越しできない場合もあります。

夏の暑さで葉が落ちて見た目が悪くなる点も、景観を大切にしているお庭にはデメリットです。

多湿や乾燥にも弱く、カイガラムシやうどんこ病の被害に合いやすく、こまめな観察とお手入れは必須。

暖かい地域での栽培や、園芸初心者には、やや難易度が高い植物と言えます。

鳥害が発生する

フサスグリを植えてはいけない理由の3つ目は、鳥害が発生すること。

フサスグリの実を鳥が食べにくるため、実が落ちたり、収穫できない問題が発生します。

更に、実を食べた鳥の糞害に合う可能性も高く、フサスグリを植える場所によっては近隣住民や通行人に迷惑がかかります。

鳥の糞はウイルスや菌が多く、衛生面で問題があるので放置はできず、糞の掃除と鳥害対策が必要です。

掃除が大変

掃除が大変

フサスグリを植えてはいけない理由の4つ目は、掃除が大変なこと。

フサスグリは落葉低木の実がなる木です。

6月~7月ごろはフサスグリの実の収穫ができますが、収穫適期は2週間程度と短く、落ちた実は掃除が必要です。

落ち葉の掃除もしなければならないので、できるだけ手をかけたくない人には向きません。

花言葉が怖い

フサスグリを植えてはいけない理由の5つ目は、花言葉が怖いこと。

フサスグリには「あなたの不機嫌が私を苦しめる」「あなたに嫌われたら私は死にます」という不穏な花言葉があります。

これは、スグリ全般につけられた花言葉であり、色による違いはありません。

極端にネガティブな言葉なので、花言葉が気になるなら、フサスグリは植えない方がよいと言えます。

フサスグリを植えるときの対処法

フサスグリを植えるときの対処法

フサスグリを植えるときの対処法は、以下の4つ。

剪定をする

フサスグリを植えるときの対処法の1つ目は、剪定をすること。

フサスグリは、アブラムシやカイガラムシ、うどんこ病といったい病害虫が発生しやすい植物です。

風通しが悪く、高温多湿な環境にあると発生しやすい病害虫なので、フサスグリの剪定をして風通しをよくしておきましょう。

特に、フサスグリは枝が多くてよく伸びるので、不要な枝は12~2月の間に間引き剪定をします。

夏越し対策をする

フサスグリを植えるときの対処法の2つ目は、夏越し対策をすること。

温暖地~暖地では気温が高くなると枯れる可能性が高いので、鉢植えで育てる方が夏の対策がしやすいです。

寒冷地でフサスグリを育てるときも、夏の日差しに長く当たると傷みやすいです。

そのため、午前中だけ日の当たる半日陰に植えたり、日除けを施します。

夏場の乾燥には注意して、水切れさせないようにしましょう。

あらかじめ水はけと水持ちのよい土にフサスグリを植えることも、フサスグリを育てやすくするポイントです。

鳥害対策をする

鳥害対策をする

フサスグリを植えるときの対処法の3つ目は、鳥害対策をすること。

フサスグリの実を鳥が食べないように防鳥ネットを張ったり、鳥よけグッズを活用して、できるだけ鳥が寄り付かないようにします。

まだ目立った被害がない場合でも、フサスグリの実は早めに収穫して鳥害予防をしてください。

特に、フサスグリの開花~実の収穫までの4月~7月ごろは狙われやすい時期なので気をつけてください。

また、鳥の糞は早めに掃除をして、近隣住民や通行人に迷惑がかからないようにしましょう。

よい花言葉もある

フサスグリを植えるときの対処法の4つ目は、よい花言葉もあること。

フサスグリは悪い花言葉が目に付きますが、フサスグリには「幸せの訪れ」や「真の幸福」「わたしはあなたを喜ばせる」といったよい意味の花言葉もあります。

フサスグリは名前の通り、ひと房に多くの実をつけます。

多くの実がついた房がいくつもできるので、収穫のときは花言葉の通り、幸せを感じられますよ。

まとめ

フサスグリは、地域によっては育てにくく、簡単に植物を育てたい人は植えない方が無難です。

しかし、フサスグリは絶対に植えてはいけない植物ではありません。

鳥害には注意が必要ですが、お庭に植えている他の植物への悪影響も少ないです。

フサスグリは1本でも結実するので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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