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パンダスミレを植えてはいけない理由は増えすぎるから!対処法も解説

パンダスミレを植えてはいけない理由は増えすぎるから!対処法も解説

パンダスミレは白色の花びらと中心の紫色が特徴のスミレ科の植物。

一般的なスミレやビオラは一年草ですが、パンダスミレはグラウンドカバーにも向いている多年草。

パンダスミレはお庭にたくさんのスミレの花を咲かせたいときにぴったりの植物と言えます。

しかし、パンダスミレはお庭に植えてはいけないと言われます。

結論を言えば、パンダスミレはお庭に植えてもよい植物。

ただし、パンダスミレは増えやすいため、地植えでは注意が必要です。

この記事では、パンダスミレをお庭に植えてはいけない理由と、対処法を解説します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
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目次

パンダスミレを植えてはいけない理由

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パンダスミレを植えてはいけない理由は、以下の4つです。

増えすぎる

パンダスミレを植えてはいけない理由の1つ目は、繁殖力が強いこと。

パンダスミレはツタスミレや、ツルスミレの別名があります。

名前のとおり、匍匐性のスミレで、ランナーを伸ばして四方八方に増えていきます

パンダスミレは半日陰でもよく育つ植物です。

環境が合っていると日当たりが悪くても、水やり不要でどんどん広がっていくため、地植えにして放置するとお庭がパンダスミレでいっぱいになってしまいます。

害虫が発生する

パンダスミレを植えてはいけない理由の2つ目は、害虫が発生すること。

パンダスミレは、アブラムシやツマグロヒョウモンという蝶の幼虫が大量発生しやすいです。

特に、ツマグロヒョウモンはスミレ科の植物を好み、幼虫は葉から花までを食害します。

ツマグロヒョウモンの幼虫は黒色の体にオレンジ色のラインが入っていて、多数の棘のような突起があります。

幼虫の棘に毒はないものの、いかにも毒がありそうで不快になる見た目です。

ツマグロヒョウモンの幼虫が大量発生してしまうと、パンダスミレがボロボロになるまで食い荒らされてしまいます。

発生時期は4月から11月と長く、期間中に4~5回発生するため、長期間に渡り注意と対策が必要です。

花が目立たない

パンダスミレを植えてはいけない理由の3つ目は、花が目立たないこと。

パンダスミレは宿根ビオラやタスマニアビオラの名でも流通していますが、一般的なビオラと違い、葉が大きく花は控えめです。

更に、株が混み合うと花があまり咲かなくなり、葉ばかりの印象が強くなります。

一般的なビオラを敷き詰めたように、お庭を花でいっぱいにしたい場合は、パンダスミレは向きません。

暑さ寒さに弱い

パンダスミレを植えてはいけない理由の4つ目は、暑さや寒さに弱いこと。

パンダスミレはグラウンドカバーに向いていると言われる多年草ですが、‐3℃以下では冬越しが難しく、高温や強い日差しも苦手です。

特に、他のスミレよりも寒さに弱く、強い霜にあたったり、土が凍結すると根が枯死してしまいます。

パンダスミレのグラウンドカバーを作るために地植えにしても、夏越しや冬越しで失敗してしまうこともあります。

パンダスミレを植えるときの対処法

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パンダスミレを植えるときの対処法は、以下の3つ。

繁殖を防ぐ

パンダスミレを植えるときの対処法の1つ目は、繁殖を防ぐこと。

パンダスミレはランナーを伸ばして増えるため、根止めだけでは地上部での繁殖を抑えられません。

地に触れた部分から根を出すので、地植えの場合はパンダスミレを栽培するスペースを区切り、ランナーが区画を超えないようにこまめに剪定をします。

パンダスミレを繁殖させないためには、鉢植えやハンギングバスケットなどに植えるのが一番よいです。

鉢植えで育てるときは、ランナーが鉢から垂れるので、地面に触れないように注意しましょう。

剪定したパンダスミレの茎は、地面に残さないように片付けます。

鉢植えなどに植えた場合は根詰まりしやすいため、年に1度は植え替えが必要です。

パンダスミレは4月~5月、9月~10月の間に植え替えましょう。

夏と冬の管理に注意する

パンダスミレを植えるときの対処法の2つ目は、夏と冬の管理に注意すること。

パンダスミレは真夏や真冬に株が傷みやすいです。

地植えにする場合は直射日光が当たらない、風通しのよい場所で育てます。

夏と冬は水やりや肥料を控えめにしてください。

霜が降りる地域で冬越しさせる場合は、鉢植えにして、冬場は室内に取り込みます。

害虫対策をする

パンダスミレを植えるときの対処法の3つ目は、害虫対策をすること。

見た目が不快なツマグロヒョウモンの幼虫の大発生を防ぐには、産卵を防ぐことが大事です。

ツマグロヒョウモンは4月から11月の期間中に飛来するため、日頃からパンダスミレをよく観察しておきましょう。

蝶が飛んでいるのを見かけたり、植えている場所の周囲に糞が落ちていたら要注意です。

防虫ネットをかければ産卵を予防できますが、ツマグロヒョウモンが飛来する期間が長いため、景観を重視するなら不向きです。

防虫ネットをかけない場合は、幼虫や卵を見つけたときに駆除するか、芋虫やケムシに効果のある薬剤を使って予防します。

混み合っている場合は間引きをして風通しを良くしておくと、ツマグロヒョウモンの幼虫を見つけやすく、ツマグロヒョウモン以外の病害虫発生の対策にもなります。

まとめ

パンダスミレは増えやすい植物ですが、繁殖しないよう対策をすれば決して植えてはいけない植物ではありません

色合いも優しく控えめな花は、他の花をよく引き立ててくれます。

パンダスミレをお庭に植える時は、増えすぎないように区画を区切ったり鉢植えにして、管理ができる分の栽培を楽しみましょう。

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