もくもくと独特の花を咲かせるスモークツリー。
煙の木とも呼ばれ、近年シンボルツリーとしても大人気ですよね!
せっかく買ったのに花が咲かない…という声もよく聞きます。
なぜ咲かないのか、理由が知りたいですよね。
- スモークツリーが咲かない原因5つ
- スモークツリーの花を咲かせる方法
お庭のスモークツリー、来年こそ絶対に咲かせましょう!
スモークツリーが咲かない原因は6つ、花を咲かせる方法も

スモークツリーが咲かない原因は、5つあります。
この中から、お庭のスモークツリーが当てはまるかどうかチェックしてくださいね♪
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- 雄株である
=花の形が変 - 剪定の時期を間違えた
=昨年、剪定をした - 根腐れしている
=全体的に元気がない - 木が若い
=植えたばかり - 栄養成長している
=前は咲いたのに咲かなくなった
雄株である
スモークツリーが咲かない原因の1つめは、雄株(オスの木)であるということが考えられます。
スモークツリーは品種により、雌雄異株のものがあります。
つまり、オスの木とメスの木があるということですね。
もくもくの花の正体は、タネを遠くに運ぶためのもの。

スモークツリーのもくもくは、たんぽぽの綿毛みたいなものですね!
売られているものは、基本的に接木の雌株です。
まれに
- 接木の台木の性質が出てしまう
- 雄株である
ことがあり、もくもくの花を咲かせないことがあります。
ただし、すべてのスモークツリーが雌雄異株というわけではないので、「花が咲かない=雄株」とは言い切れません。

スモークツリーを買う場合は、開花時期(5月ごろ)に花を見て購入することをおすすめします。
スモークツリーが雄株だった場合、いくら待ってももふもふの花が咲きません。
もふもふの花を咲かせたいなら、雌株のスモークツリーを買うことになります。
剪定の時期を間違えた

スモークツリーが咲かない原因の2つ目は、剪定の時期を間違えたということです。
スモークツリーの花芽は11月〜2月ごろ、前年に伸びた枝の先端に付きます。
花芽がついた後に剪定してしまうと、花が咲かなくなってしまうんですね。
基本的にスモークツリーの剪定は、花後の5月〜夏におこなうようにします。
伸び過ぎたり、枝が込み入ったりしている場合のみ、冬に剪定します。
冬の剪定は、枝をすく程度にとどめておきましょう。
根腐れしている

スモークツリーの花が咲かない原因の3つ目は、根腐れをしていることです。
根腐れをすると、枝枯れを起こすので、気づくことができます。

花が咲かないし、枝や葉も調子が悪いというときは、根腐れを疑うとよいですね。
スモークツリーは、ウルシ科の植物。
乾燥している環境を好みます。
スモークツリーを深植えしたり、水はけの悪いところに植えたりすると、根腐れしやすくなります。
そうすると、花の咲かない原因になります。
根腐れを起こしている場合、植え替えできる場合は、冬の間に植え替えを行います。
植え替えできない場合は、土壌改良資材をすき込んで、水はけを良くしていきましょう。
木が若い

スモークツリーが咲かない原因の4つ目は、木が若いということです。
買ってすぐの苗だと、木が十分に成熟していないため、咲かないことがあります。
花を咲かせるということは、植物にとって「子孫を残す」ということです。
つまり、子孫を残す必要がない場合は、花を咲かさないということになります。
木が若くて、花が咲かない場合は、来年もしくは数年後に咲く可能性が高いです。
気長に待ちましょう。
栄養成長している

スモークツリーが咲かない原因の5つ目は、栄養成長しているということです。
植物の成長には、2種類あります。
- 栄養成長…葉や茎(栄養器官)を成長させること
- 生殖成長…花や子房(生殖器官)を成長させること
栄養成長をしているタイミングだと、植物は花を咲かせないか、花数を少なくします。
前は、スモークツリーの花がもくもくと咲いていたのに咲かなくなったという場合は、栄養成長していることが考えられます。
一般的に、栄養成長をしている場合、根を切ると花が咲くと言われています。
「これ以上、根を伸ばせない」と勘違いして、子孫を残そう(=花を咲かせよう)とするためです。
この性質を生かして、地植えから鉢植えにして花を咲かせるという方法もあります。(大きいスモークツリーだと無理ですが…)
もしくは、リン酸が多めの肥料をあげることで、花付きをよくする効果も期待できます。
まとめ|スモークツリーが咲かない原因
スモークツリーが咲かない原因についてまとめました!
ご自宅のスモークツリーをよく観察して、当てはまるものを探してみてくださいね。