私は新卒で一般企業に入社しましたが、その後転職し、数年前まで、教員をしていました。
公務員のイメージは、『安定』だとよく言われます。
どうしてその『安定』した仕事を辞めたのか、辞めた今はどうなのかを書いていきます。
教員を辞めた理由
その1、わが子と過ごす時間を確保したいから
教員になった理由も辞めた理由も『子どもが好きだから』ということでした。
ひとつ違うのは、辞めた理由の『子ども』は、『わが子』のことを指しているということです。
子どもが好きで教員になったのに、肝心のわが子との時間が、確実に減るのが目に見えていました。
まわりの先生たちや友達の話
まわりの先生たちが、こんな話をしていました。



教員の仕事量
仕事量がかなり多く、やってもやっても終わりが見えません。
一般企業の経験から考えると、『非効率』と感じることが多すぎました。
どんな仕事があるかというと、
担任業務、授業準備のほかに、校務分掌(学校運営の業務分担)、研修、学年の仕事などなど。
自分の抱えている仕事だけでなく、校庭のライン引き、行事の会場準備など、時間外の作業もしょっちゅうです。
仕事以外にも、放課後毎日のように行われる、会議。
休憩時間も勤務時間も名ばかりで、あってないようなものでした。休みのはずの土日に学校に行けば、誰かしら職員室にいます。
うつになって病休をとる先生もたくさんいます。
…と、ここまでマイナスなことばかり書いてきましたが、クラスの子どもたちは本当にかわいく感じていました。
クラスの仕事をもっともっとやりたいのに、あまりに多くの事務仕事や雑務がのしかかってくるのです。
膨大な仕事量なので、家事や子育てとの両立が難しいのは、明らかでした。
両立には祖父母の協力が必須!とほとんどの先生が言っています。
その2、悔いがなかったから
仕事内容はたしかにハードでした。
おそらく、そこいらのブラック企業以上にブラックだと思います。
だからと言って、仕事が嫌いだったかと聞かれたら、「そうではない!」と全力で答えます。
むしろ、最後に担任したクラスは、すごくよい雰囲気で、良好な関係を築けることができました。
私自身も、子どもたちから多くのことを学ばせてもらいました。

教員を辞めた今は
辞めたことをまったく後悔していません。
むしろ、家族と過ごす時間を存分にもてるので、本当によかったと思います。
収入が大幅に減ったことは痛手ですが、
働いていたら今よりも保育料がかかるし、もっと無駄遣いしていたかもしれない
と考えるようにして、今の収入に見合った生活をするようになりました。
今は在宅で働き始めて2年が経ちました。『共働き』と言えるほどではなく、ほぼ専業主婦です。
でも、自分なりに時間を調整して働けるのは、とてもありがたいです。
これからも家族との時間を大切にしていきたいと思っています。
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